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工場のIoT化事例

コラム2018年4月3日投稿

みなさんこんにちは、ルナネクサスです。

工場のIoT化を行うにあたり、1つの事例をご紹介します。

 

ある準大手企業の工場で、ロボット作業による製品の完成品搬送を行っています。これは完成品をロボットが所定の位置に搬送することで、検査出荷工程に渡す作業です。

今までは、完成品のチェックは人が行っていますし、製品が1個どれくらいの時間で出来ているかの詳細は、1日に生産した個数から割り出しています。しかし、生産している部品が小さく1日の生産量も多いので、その生産個数を把握するだけでも大変な労力になっています。

 

そこで、リアルタイムな生産状況の把握と生産効率を上げるために、最小のコストで今のシステムを変更せずにどうにかならないかと思案した結果、ロボットアームの搬送位置にレーザーセンサーを設置して、センサーが反応した回数と時間を測定する事にしました。

「ロボットアームが所定の位置に完成品を置く回数」を数える事により、1日に生産出来る製品個数を把握出来ます。

また「ロボットアームが完成品を置く時間」を測定する事により「生産時間」が分かる様になるのと同時に、工程上に問題が発生した場合にも迅速に分かる事が出来ます。

 

この企業は国内外に数カ所あるので、日々の生産状況の詳細は分からず、週毎/月毎の報告をうけての状況把握となります。その結果、事後報告になる事が多く、対策も後手後手に回っていましたが、シンプルなセンサーをたった1つ追加することで、労力削減、1日単位での状況把握も出来、問題に対してスピーディに対策がうてるようになりました。

 

さて、この様なものを考えた場合に、まずは専門業者や市販からの組み合わせから構成を考えるのが基本だと思います。しかし、要らない機能や過剰なスペックになる事もしばしばで、なかなかジャストフィットしないというお声を良く聞きます。

チームIT神戸では、工場内の生産ラインやシステムの問題点などを、ご相談から承ります。小さな事からでも一生懸命考えてお答え致しますので、まずはチームIT神戸にお問い合わせ下さいませ。